Sunday 28 June 2015

ニュージーランドの家を温めるには「煖房を考える」その1


今あるBonair Vulcan Pyrox 8.9kw5−6年前のガスWall Furnace, ガスの中では一番大きなガスヒーターでまた取り付けるとなると取り付け費用が結構かかるという事が判明。レノベーションを機会に、煖房を考えます。

ニュージーランドの家のガス壁取り付けヒーター
まずは欧州でおなじみセントラルヒーティング、ニュージーランドでは?

ニュージーランドのセントラルヒーティングにはガス、電気、がある様で主にダクトシステムで温風で家全体を温めるものが主流です。欧州の様に、各部屋にパネルヒーターを設置し温水を流すものもあるにはあるのですが、余り見かけません。

マイナス15度以下にもなるルクセンブルグの家にいた時は地下におおきな(Mazout マズット)と呼ばれるオイルヒータータンクが一室をしめていて、もの凄い勢いで3階の我が家まで温水を送ってくれていました。各部屋にヒーターパネルがあり、そこで温度調整ができるという便利なものでした。結露が心配なので完全にシャットアウトはしません。一年に一回このオイルヒーターCheckと燃料を購入。



もの凄く大きな燃料タンクに年1−2回、エッソやシェルの大きなタンクローリー車を呼び燃料をいれます。呼ぶと1日以内にきます。パイプを地下のタンク室にとおし燃料をいれるのは圧巻です。150リッター以上を一気に購入すると割安になるので、8月の終わりと3月にいれて150リッターずついれて次の冬に備えていました。冬になるとこのトラックが町中忙しそうに走っています。一リットル大体0.6€位からで一回で900−1200ユーロ位(石油の値段は毎日変わりますのでウェッブサイトでCheck)かかりました。

ウェリントンでこういう燃料車を見た事がありませんので、多分オイル、石油をつかったセントラルヒーティングは流行らないのでしょう。

欧州のセントラルヒーティングの良い面はラジエーターだから、じわっとした温かさ。悪い面はすぐには温まらない、15度から21度までいくのに半日から1日以上はかかります。ただ一回温まると安定し冬中はセントラルヒーティングを消しません。悪い面は、暖房費が高い、部屋が乾燥しやすい、各部屋の調節が出来るはずなのに余りできない、また余り温度差があるとセントラルヒーティングの効率が悪くなります。ルクセンブルグの様に寒い国では、セントラルヒーティングだけでは足りずに局部的にオイルヒーティング、電気ファンヒーティングを使う事もありました。

ウェリントンはそれほど寒くありません。煖房が必要な時期は大体6月ー9月、よほど寒がりでなければつける期間はすくないです。

ニュージーランドでダクト式セントラルヒーティングをいれている友人は月に600ドルといっていましたが、それには電気代も含まれている上、大きな家ですからルクセンブルグのセントラルヒーティングより安いといえます。

ただ比較は難しいです。

ルクセンブルグとニュージーランドのお給料平均は全く違うので600ドルを安いと思うか高いと思うかは、ニュージーランドの指標でいうと高い方に入ります。

値段の感覚はその国の平均賃金や平均物価のなかでの比較が重要になります。









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