Thursday 28 January 2016

ニュージーランド タラナキ山 (エグモント国立公園 )の登山


2016年1月24日

マオリ語でタラナキ、英語名エグモント山、活性火山2518メートルに登ってみました。ウェリントンは25日月曜日がウェリントン市設立のお休みで、長い週末を利用してタラナキ地域を旅行しました。

タラナキ山には頂上までいかなくても色々なハイキングコースもあるのですが、快晴だったので予定を変更して頂上まで登る事にしました。

3つの登山コースがありますが、北エグモントビジターセンターから出発。ここで天候のCheckと詳しい山の地図を購入。ガイドがいなくても大丈夫かな?と思いましたが、ビジターセンターの方も大丈夫!と念を押してくれたので挑戦する事に。

天候:快晴
気温:25度 (頂上は15度位?晴天でもフリースやウィンドブレーカーは必須です)
風:ほとんど無し。
所用水:1.5 - 2 L / 一人

*給水場所は登山中いっさいないので、お水は沢山持っていく事をお勧めします。

絶好の山登り日和

8:30 北 山ビジターセンターを出発
9:42 天気タワーに到着。簡易トイレ有り。
9:55 山のロッジに到着。ここから登山口かビューを見る道にわかれる。


ここまでは簡単に登れます。
10:00 最初は階段がつづきます。

11:00 砂と岩の急な坂を昇りはじめる。印の棒があるものの、明らかな道といった道がない。急な砂利坂なので、昇るときに、後ずさりをしながら道を選ぶ。簡単には上に進めない。難度が高く四つん這いになって登った所も。もう恰好なんて気にしていられません。

こんな小さな子供も。しかもスニーカー。聞いたらスウェーデン人。
私は右の方を選んでしまいましたがこちらの方が崖に近く危なかったので、左側をお勧めします。(帰りは左側を選びました。)この滑りやすい砂利坂が結構つづきます。



スニーカーで昇っている人もいましたが、良い登山靴をお勧めします。

12:07 砂利が終わり岩の急な坂になり滑らなくなったものの、こんどは岩によじ登りながら進みます。軍手があると便利。

13:00 急に雪が現れて、素晴しい光景。残り雪の道を写真をとりながら、雪合戦をしながら渡り歩く。雪を通り越すと、もう一登りの岩山が右側にある。

これを一登りして山頂に。 ホントに頂上は直ぐ。




13:22 山頂に着く。登山所要時間5時間弱。


主人は私より早く頂上に30分前からついていて写真をとったり上から励ましてくれたりしていた。だから足の早い人だったらもっと早く登れていたはず。




頂上マークはこれだけ。チャペルも神社もありません。
14:30 ゆっくり写真をとったり昼食をしたりした後に下山開始。雪をこし、また長く急な雪の坂を左にみながらゆっくりと岩山をおりていく。他の人のブログでこの雪の坂を滑り降りたというのを読んだが、晴れているしどこに岩穴がありとけておちるかわからないのでそういう危険なことはやめにする。

また同じルートの急な砂利坂をおりる。帰りは、富士山のす走りのようにいくかな?と思ったが、残念ながら砂利の岩が不規則に大きなのがあり、ズー、ズーと楽しく降りれない。足を岩にぶつけない様に注意深くルートを選ぶ。腰を低くして降りていく。

この岩、砂利の後は階段。階段はしっかり作られているので速く降りる事も可能。

16:00 ロッジの分かれ道に到着。ゆっくりコース。まっすぐ帰ると1時間、そうでないと1時間15分とかいてある見晴らしコースを選び行きとは違うルートをいく。

反対側から見るタラナキ山も最高。



17:20 ビジターセンター到着。下山所要時間3時間強。休憩1時間弱。

全体の所要時間:9時間。

トンガリロクロッシングより長く急な坂もあり、タラナキ山の方が難度が高い。
今回は晴天が続き、雲の中にいる事がすくなくラッキーでしたが、雲がかかると視界が減る要注意の山だそうだ。

登山するときに気をつけているのは、「マイペース」

最初はすごーくゆっくりで追い越す人が後をたちませんが、焦らずにペースを乱さない。頂上までは座る休憩はとらず、水休憩のみ。競争ではないのであくまでも自分のペースでゆーっくり。人と登っても最初は必ず最後をあるき、帰りは先頭を走る、という感じで登山をしています。

去年の南島のマウントクックの前のシェパード小屋登山、トンガリロクロッシング、と7時間以上の登山の中ではこのタラナキは北島の中では一番素敵でした。天候による所が大きいが、頂上360度見渡せる樹海や180度に見える海岸線。本当に素晴しい。



南島の山はフレンチアルプスに似ている、特に岩や樹氷がある景色は欧州から来た人にはそんなに珍しくないかもしれない。でも、カルデラのある火山は欧州ではみられない。その分、トンガリロやタラナキはひとしお感慨のある登山になるのではと考えます。

勿論私にとってはどれも素敵な山々です。ニュージーランドまだまだ自然の素晴しさを堪能できそうです。


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